銀写真とは

「支持体上にハロゲン化銀と発色剤を含む写真感光材料に露光した後、現像処理して得られた写真プリント」(写真感光材料工業会による)

というのが銀写真の定義です。

正確にいえばそういうことになるでしょう^0^  一般には写真屋さんで現像してもらう 「写真」 のことだと思っていただいていいでしょう。

かつては写真といえばそれしかなかったから特別に 銀写真 とか言わなくても写真には銀写真しかなかったのです。ちなみに銀写真というのは写真感光材料工業会による呼称で、上記定義のような製法の写真は一般的には銀塩写真と呼ばれていました。

言葉が生まれるのはそれと区別しなくてはならないものが出来たときだ、というのはその通りだなぁと思うのですが、銀塩写真もまたそれとは区別しなくてはならない「写真」が生まれてきたことからわざわざ銀塩写真というようになったんですね。

区別されるべき「写真」とは次のようなものです。
   家庭用プリンタのプリント
        エプソンやキャノンのインクジェットプリンタが主流ですね。

   家庭用の写真専用プリンター
        コンピュータとつながなくてもとか、赤外線で画像データを飛ばして、
        とかできるものがあります。  
        フジのプリンピックスとかキャノンの昇華型プリンタなどのインクを
        つかったものなどです。

   業務用の銀塩以外のプリンタ
        大型のプリントができる業務用インクジェット印刷機やフジのピクトロ
        グラフィーなど。

銀塩写真を業界が「銀写真」などと新たに名をつけて他と区別するのはなぜでしょう。銀塩写真には他とは区別したくなる特長があるからなのです。

⇒銀塩写真のいいところ


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